ーー な ーー
ないない
ない‐ない【内内】
名・副
うちわ。内密。こっそりと。狂、墨塗「―かやうの儀を待ち居ましたに」。「―の話」
内報。狂、鶏聟「今日むこ殿の御ざらうずる―ぢやほどに」
内心。真意。日葡辞書「ナイナイヲウカガウ」。「―恐れていたことだ」
なかなか
なか‐なか【中中】
名・副
なかほど。半途。中途。後撰和歌集恋「葛城や久米ぢに渡す岩橋の―にても帰りぬるかな」
不徹底・不十分な状態、もしくは過度の状態が、逆に不満をかき立てること。なまじい。なまなか。また、それくらいならば、いっそのこと、の意。万葉集17「―に死なば安けむ君が目を見ず久ならば術スベなかるべし」。源氏物語桐壺「かしこき御蔭をばたのみきこえながら…―なる物思ひをぞし給ふ」
逆の状況や意味をもたらすこと。かえって。源氏物語夕顔「隣の用意なさ
を、いかなることとも聞き知りたるさまならねば、―恥ぢかかやかむよりは罪許されて」
かなりの程度であるさま。ずいぶん。相当に。狂、夷大黒殿「まづ注連を張りませう。やあ、―好うござる」。東海道中膝栗毛8「―いい菓子だぞ」。「―のものだ」「―しっかりした人」
(否定の語を伴う) 簡単には。すぐには。続古事談2「良からぬ新儀行ひたる者、初めに思ひ立つ折りは―人に言ひあはする事なし」。世間胸算用4「亭主の腸をくり出して埒を明くるといへば、外の掛乞どもは―済まぬ事と思ひ、皆帰りける」。「―うまくいかない」
感
(謡曲・狂言などに多く使われる) 肯定の応答語。いかにも。勿論。謡、実盛
「さては名のらでは叶ひ候まじきか。―のこと、急いで名のり候へ」。狂、末広がり「ただ今申したことの。―」
―でもない