ぞくぞく
ぞく‐ぞく
寒さや恐怖で、肌が粟立つような震えや冷気を感ずるさま。「背中が―して体中が痛む」「―と鳥肌が立つ」
期待や快い興奮で気持が高ぶるさま。わくわく。浄、源平布引滝「いで打立んと御悦び、兼任―小踊し」。「―するような感動」
ぞく‐ぞく【続続】
ひきつづいて絶えないさま。「観客が―と詰めかける」
ぞく‐ぞく【簇簇】
むらがるさま。そうそう。
そよそよ
そよ‐そよ
(「そよ」を重ねた語)
風が穏やかに心地よく吹くさま。また、風に吹かれて物が揺れるさま。「稲が―風になびく」
軽いものが触れ合って立てる、かすかな音。さやさや。源氏物語若菜上「―と身じろきさまよふけはひども」。
そよ‐そよ
感
(「其よ」を重ねた語) それだそれだ。古今六帖6「沼に生ひたる若こもの―われもいかでとぞ思ふ」
ぞりぞり
ぞり‐ぞり
髪を剃るさま。また、その音。じょりじょり。
(幼児語) 頭髪。また、散髪。浮世風呂3「大分―が生えました」
そろそろ
そろ‐そろ
副
時間をかけて静かに進んだり動いたりするさま。「蝸牛―のぼれ富士の山」(一茶)。「―と歩く」
その時が間近に迫っているさま。浮世床初「ドリヤ―支度して参りませう」。「―始まる時間だ」
ぞろぞろ
ぞろ‐ぞろ
数多く並び連なって動いたり現れたりするさま。「―帰って行く」「証拠が―出てきた」
衣服をだらしなく引きずったり身にまとったりしているさま。「裾を―と引きずる」
虫などが這い回るさま。
そわそわ
そわ‐そわソハソハ
気がかりなことがあって言動が落ち着かないさま。「朝から―している」